ターゲットは、近所のクリーニング店に行く暇のない、忙しいビジネスピープル、若い母親たちであった。そこで、YouTubeのバイラルビデオを制作することにより、リネットに関するバズを創り出そうと計画した。
YouTubeであれば、忙しい消費者が、いつでも、どこでも視聴し、シェアすることができる。YouTube動画のショートバージョンでもあるTVCMを同時にオンエアするとともに、キックオフ記者会見も開催した。この記者会見では、CMに出演した坂上忍さんをフィーチャーし、既存メディアにこの動画にまつわるストーリーを報道するよう促した。これらの活動の結果として、われわれは、消費者のリネットに関する認知度を高め、会員数の増加と売上の向上をめざした。
ビデオに出演した坂上忍さんの選択がキャンペーンのキーとなった。彼は、刑事ドラマの役を演じたことで有名であるが、私生活でもきれい好きであるということが知られていた。この背景事実に基づき、われわれは“潔癖刑事”というキャラクターを創造し、“犯罪をなくして世の中をきれいにする”というメッセージと“クリーニング”のサービスを結びつけた。コメディ調の展開で、潔癖刑事の清潔さへのこだわりを大げさに表現していったが、特に、彼がシャツを汚すシーンでは、彼にとっての非常事態に対して、リネットがフレクシブルで、機敏にクリーニングのサービスを提供するというスムーズな対応を示した。
4月23日に動画をアップロードし、記者会見を開催し、翌日、TVCMを開始した。動画はアップしてからわずか4日間で100万回を超える再生回数を記録した。そして、350回以上メディアに報道され、4億7600万のメディアインプレッションを記録した。さらに、この話題は、Yahoo!の検索ランキングでもピックアップされ、Yahoo!トピックスにも掲載された。4月から6月の3カ月間の新規会員数と売上は、前年同期比で約300%を記録した。

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