COM-MUNI-CAT-ING Communicating:
A Guide to PR in Japanの制作
clock 2016.01.22
COM-MUNI-CAT-ING Communicating: 
 A Guide to PR in Japanの制作
受賞歴
  • icon cupIPRAゴールデン・ワールド・アワード

外資系クライアントの悩みに応えるためガイドを制作

このガイドは、PRの実務家向けのものであるため、PRの基礎的な解説はしていない。あくまでも海外と日本の違いにフォーカスし、コンパクトなサイズで制作している。内容は日本のメディア事情に加え、インターナルコミュニケーションズ、マーケティングBtoC、マーケティングBtoB、IR、CSR、クライシスコミュニケーションズ、パブリックアフェアーズ、広告と、一通りのPR領域を網羅している。各章ではコカ・コーラ、IBM、マクドナルド、フェデックス エクスプレス、ジェットスターグループなど、独自取材で得た外資系企業の事例も紹介。さらに、NISAや日本版スチュワードシップ・コードなど、PRに影響を及ぼす新しいレギュレーションの紹介も行っている。

 

編集は、日・米・英・豪の多国籍メンバーで行った。PRの実務家とジャーナリストで構成。官庁や商社などの異業種からの転職者、中国、台湾、シンガポールでの居住経験者もおり、日本と海外のコミュニケーション事情の違いがわかるメンバーで取り組んだ。また、デザインは、日本に住むスイス人のアートディレクターが担当。海外と日本のコミュニケーションの違いを身をもって体験しているデザイナーである。

意義のあるクリエイティビティを追求

2014年10月に出版した第7版では、デザインも意義のあるものにした。

 

<大胆な表紙のデザイン>
その中心となるのが表紙のデザイン。表紙のボールドのタイトル「COM-MUNI-CAT-ING」は音節を無視して改行するという大胆なデザインを試みた。英語話者にとって非常に違和感をもつデザインである。日本では、欧米のルールやマナーが必ずしも通用しないという本書の内容を視覚的に表現するため、あえて文法を無視するというクリエイティブ上のリスクをとった。

 

<ネットの時代にあえて紙で制作する意味>
和紙を想起させるような、コーティングしていないマットな紙を使用。フォントは、シンプルで端正なサンセリフの書体を採用。また、限定された赤とシルバーをアクセントとした白いスペースで、日本のデザインの美意識を伝えた。ネットの時代に電子書籍ではなく、あえて紙にこだわったのは、テクスチャーや視覚的表現など、紙でないと伝えられない情報があるからである。

 

このように、表紙のタイトルで書籍の内容を伝え、紙やデザインで日本の美意識を伝えるなど、意義のあるクリエイティビティを追求した。

日本のPRのバイブルに

IPRA Communicating Publications『Communicating: A Guide to PR in Japan』は初版が出版されてから四半世紀以上もの間、日本のPR事情を説明する英文書籍としては唯一の存在となっている。

 

第7版はこれまでと同様、書店販売や広告出稿も行っていない。しかし、出版後、国内外の多くの企業、大学、PR業界関係者からリクエストの連絡をいただき、多くの称賛の声が寄せられた。ある大手グローバルPR会社のアジア代表の方からは「日本のパブリックリレーションズのバイブルである」というコメントをいただいた。本書は、国際PR協会のゴールデンワールドアワードを受賞したほか、SABREアワードでも4部門で「サーティフィケイト・オブ・エクセレンス(優秀さの証明)」を授与されるなど、国際的なPRのコミュニティで高い評価を得た。

 

もともと、外資系企業のPRの実務家のために制作された書籍であるが、最近はグローバルにビジネスを展開されている日本企業でも利用されている。たとえば、PR担当の役員に外国人の方が着任されたような企業である。

今後、日本企業のグローバル化が進むにつれ、このガイドが活用される機会もますます増えていくことが期待されている。

COM-MUNI-CAT-ING 紹介動画(日本語字幕付き英文ビデオ)

Project member

  • 藤井京子

    編集長

    藤井京子

  • 高須満理子

    編集

    高須満理子

free consulting

PRコンサルタントによる無料相談

当社のPRコンサルタントが、個別にオンラインにて無料でご相談を受け付けています。
まずはお気軽にご相談ください。
free consulting

関連資料

企業の魅力を高めるコーポレートブランディング

企業の価値を伝えるうえで、いま重要性が高まっているのが、実態に基づく「ファクト」と、ステークホルダーの意識・行動変容を捉える「アウトカム」の視点です。 本資料では、電通PRコンサルティング内の企業広報戦略研究所が開発した「魅力度ブランディングモデルVer.3」をもとに、企業の魅力を「人的魅力」「社会的魅力」「商品的魅力」の観点から整理し、コーポレートブランド戦略を策定するための考え方と支援内容をご紹介します。 社外・社内環境分析、課題の抽出、ブランド戦略の策定まで、客観的なデータと企業の実態に基づいて、自社らしい魅力をどのように見いだし、伝えていくべきかを検討したい企業・広報部門の皆さまにおすすめの資料です。 ぜひダウンロードしてご覧ください。 (全39ページ)

採用(≒企業)ブランディング

労働人口の減少により、超売り手市場が続く採用市場。 企業が求職者を「選ぶ」のではなく「選ばれる」時代に、何をどう伝えれば、会社の未来を背負う優秀な人財と出会えるのでしょうか? 広報と人事が一体となって取り組むべき課題を読み解き、電通PRコンサルティングのアプローチをご紹介します。 (全60ページ)  

イシュー起点の企業コミュニケーションプログラム

企業を取り巻く環境や生活者の価値観が大きく変化する中、広報活動には、単なる情報発信にとどまらず、社会の関心や課題意識を捉えたコミュニケーション設計が求められています。 本資料では、生活者が企業に解決を期待する社会課題を可視化し、企業価値の向上につながる広報活動へと落とし込む「イシュー起点の企業コミュニケーションプログラム」についてご紹介します。 自社の取り組みが、社会やステークホルダーから正しく理解・評価されているかを見直したい方、社会課題と自社の強みを結びつけた広報戦略を検討したい方におすすめの資料です。ぜひダウンロードしてご覧ください。 (全26ページ)

BtoB広報

電通PRコンサルティングの「企業価値ブランディングに向けたB to B広報」は法人向けに製品・サービスを提供する企業の価値を整理し、社会・ステークホルダーに正しく伝わるコミュニケーションへと昇華させるサービスです。 製品や技術力だけでは差別化が難しい時代、独自性・戦略性・社会性を軸に企業価値を言語化。メディア視点・生活者視点に立った設計で、認知向上からレピュテーション形成まで一貫して支援します。 採用、IR、マーケティングなど、企業の目標達成につながる、あらゆる発信の基盤を整え、持続的に選ばれ続ける企業ブランド構築に貢献します。 (全43ページ)

関連事例

files

資料ダウンロード

各領域・ソリューション別のサービス資料や会社概要はこちらからダウンロードいただけます。

資料ダウンロード一覧

arrow right
mail

お問い合わせ

ご相談・ご質問は、フォームから受け付けています。

お問い合わせ

arrow right