研究概要
企業経営においてPR・広報部門は、社会とのコミュニケーション活動の中核を担っています。しかし今まで、企業の広報力を俯瞰的に把握・分析した調査データは存在しませんでした。
そこで企業広報戦略研究所では、2014年から定期的に、日本の上場企業を対象とした「企業の広報活動に関する調査(企業広報力調査)」を実施しています。第5回となる2022年、メディアやビジネス環境の変化を受け、従来の企業広報力調査で使用してきた「オクトパスモデル」では企業価値を伝え・作るには不十分になってきたことから、モデル大きく改変しました。広報活動の「手法・手段」の視点から、企業の「価値創造」の視点へと進化させ、「価値づくり広報モデル」とネーミングしました。
本モデルは、「Strategy」「Activity」「Management」の3つの領域からなり、「課題把握力」「目標設定力」「ファクト力」「クリエイティブ力」「PESO活用力」「エンゲージメント力」「インパクト評価築力」「危機管理力」「広報組織力」の9つの軸に分けて分析するものです。併せて、「株主・投資家」「顧客・生活者」「社内」「メディア」「その他のステークホルダー」の5つのターゲット別の視点でも分析も行います。
日本市場で活躍する全業種の企業を対象に定期的に実施し、各社の広報活動マネジメントの向上を支援しています。