企業広報戦略研究所(電通PRコンサルティング内)所長の阪井完二が、2023年5月11日(木)に東京ビッグサイトで開催された、RX Japan株式会社主催の「カイシャのミライカレッジ 2023 Tokyo」に登壇いたしました。

 「カイシャのミライカレッジ」は、経営者や広報、総務、人事、経理などのバックオフィス関係者を対象としたセミナー・交流会で、各分野の専門家がバックオフィス領域の最新事例やトレンドについて講演し、同時開催の「PR EXPO」とともに多くの方が参加されていました。
 当研究所からは、「新しい企業価値創造のカタチ。魅力が伝わるESG活動と広報の役割とは」をテーマに講演を行いました。

 企業や広報を取り巻く環境が激変する中、企業広報のミッションは「話題づくり」から「価値づくり」へとシフトしていると考えています。この「価値づくり」の視点から、ステークホルダーから見て企業のESG活動を魅力的と感じてもらうためにはどのようにすればよいのかをお話しさせていただきました。

 

 

 講演の前半では、当研究所が昨年1万人を対象に実施した「ESGレピュテーション調査」から得られた知見について共有しました。一般生活者は企業のどのような活動を認知し、期待しているのか。さらに重回帰分析によって明らかになった、「経済的価値」及び「社会的価値」と、24項目のESG活動との関係性について説明し、先進企業の事例に基づいた解説を行いました。

 

 

 また、後半では、当研究所で実施している広報活動をマネジメントする「価値づくり広報モデル」を紹介。企業の広報活動には、「広報戦略」に基づいた広報目標の設定、「経済的価値」と「社会的価値」が両立するファクト(企業の活動実態)のプロデュース、アプローチしたい広報目標に合わせた適切なコミュニケーションルートやアクションプランの策定が必要とされることをお話しいたしました。

 

 

 

 講演後、阪井と上席研究員の坂本陽亮は、参加者と名刺を交換し、交流を深めました。

 

 

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