企業広報戦略研究所は2021年6月25日、企業広報に携わる方々を対象にセミナーを実施しました。

今回は初の試みとして、住友商事株式会社様のMIRAI LAB PALETTEをお借りし、開催しました。MIRAI LAB PALETTEは、住友商事株式会社「22世紀プロジェクト」のアクションから始まったオープン・イノベーション・ラボです。

 

最初に、企業広報戦略研究所 所長 阪井完二より、セミナー開催のご挨拶と、広報の重要なターゲットとして、「従業員」を重視する広報責任者が飛躍的に増えている実態を紹介。企業価値を高めていく上で、インターナルブランディングの重要性が高まっていることを説明しました。

 

 

 

 

第1部:最新調査結果からひもとくコロナ禍後の『社員エンゲージメント』のあり方

続いて第1部では、「最新調査結果からひもとくコロナ禍後の『社員エンゲージメント』のあり方」と題し、研究所上席研究員の陳妃史が、インターナルブランディングモデルを解説。

調査結果から、①企業と社員のパーパスの合致、②カインドネスの実感できる職場環境、③理念の共感・行動につなげる機会の提供が重要であることを解説しました。

 

 

さらに、コロナ禍後は特にSDGsなど社会課題解決とのつながり、すなわち企業の社会価値を社員が実感できるアクションが重要であり、理念に基づく価値づくり体現の機会を提供していくことが大事なアクションであることをお伝えしました。

また、インターナルブランディング®の推進には、社内の声とキーパーソンの声の収集・分析が最も大事であるとし、「インターナルブランディング®度チェックシート」などを紹介しました。

 

第2部:「22世紀プロジェクト」から始まった住友商事グループの社内改革

第2部では、住友商事株式会社 広報部 部長代理 石黒淳子氏をお招きし、「22世紀プロジェクト」の取り組みをご紹介いただきました。

その後、電通PRコンサルティング チーフ・コンサルタントの大川陽子とのトークセッション形式で、“住友商事グループの100周年プロジェクトが起こした変化と挑戦のムーブメント”について、社内外を巻き込むプロセスや課題、成功の秘訣(ひけつ)を石黒氏に解説いただきました。最後に、「ブランディング活動に終わりはない、これからも継続していく必要がある」というメッセージをいただきました。

 

 


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