2018年、企業広報戦略研究所は大阪(10月17日)と東京(10月23日、10月25日、11月5日)で「広報力・魅力度向上セミナー」を行いました。
本セミナーでは「第3回企業の広報活動に関する調査(企業広報力調査)」「第3回魅力度ブランディング調査」、および「第1回採用版・魅力度ブランディング調査」の結果についてそれぞれ解説しました。
当日は、上席研究員の酒井繁と橋本良輔、主任研究員の英慶信が口頭発表を行いました。

初めに、酒井から上場企業を対象とした企業広報力調査の結果をもとに、企業広報活動の実態と企業が注目する広報活動について、過去の調査結果との比較を用いて説明。激変する経済活動を鑑みた戦略立案や情報創造が課題になっているほか、社員・従業員や(新卒)学生を重要なステークホルダーとして設定していることも今年の特徴として紹介。今後強化したい活動としては、理念やビジョンの浸透やSDGsに代表されるサスティナブル関連活動がランクインしている旨を説明しました。
続いて、橋本が生活者1万人を対象とした魅力度ブランディング調査から、昨今の生活者の企業魅力の捉え方と行動変容を読み解き、「企業と生活者の価値観の共有」が広報のみならず、ブランディングやマーケティングにも大きく影響を与え始めている実態を解説しました。
最後に、英から今回初めて実施した採用版・魅力度ブランディング調査から、PR視点の新卒採用活動の重要性とポイントを、事例を交えて解説しました。

当初は3回の開催を予定していましたが、多数のご要望をいただき追加開催に至りました。連日、企業の広報部門・人事部門の方々が多く参加されました。