10月19日土曜日、当社のチーフPRプランナー井口理(第2ディレクション局 局長)が、京都・烏丸御池の複合商業施設、新風館にて開催されたイベント「未来まちづくりフェスタ」のトークセッションに登壇しました。

トークセッションでは未来のまちづくりをテーマとし、京都を拠点に活動している書道家の川尾朋子さんと活発に意見を交わしました。川尾さんは、いいまちづくりのためには、まずは相手を想いやる心が大切とし、書道パフォーマンスで「想」という字を記しました。

一方、井口は、自身も仕事でPRのお手伝いをした、途上国支援活動を行う国際NPO法人のプロジェクトで、「寄付」という日本人には“自分ゴト”(他人ゴトではなく、自分にも関係のあるコト)として意識しにくいテーマを、共感しやすく取り組みやすくするためにどんな工夫をしたかを説明しました。

また、隣人が引っ越してきた時のコミュニケーションの取り方のアイデアなどをコメントし、市民ひとりひとりがまちづくりを自分ゴト化するためにはどんな工夫をしたらよいかを提言しました。最後に自身の経験を踏まえ、「以前に世界遺産の白川郷に行った時に、合掌造りの宿をきりもりしているおかみさんに話を聞いたら、村だけが世界遺産なのではなく、その村に住み、村を支えているひとりひとりが世界遺
産。だから私も世界遺産の一部なんですと胸を張って話していたことが印象的でした。京都も、そこにあるお寺などの『モノ』だけが魅力なのではなくて、人と人とのふれあいや、体験できる『コト』が魅力の源となっているはずなので、京都がよりよいまちになるよう、みなさん、ひとりひとりの活動に期待しています」とエールを送ってイベントを締めくくりました。

同イベントは、「京都市未来まちづくり100人委員会」の主催によるもので、京都の未来のまちづくりにとって「ほっとけない」課題を取り上げ、どうしたら解決することができるのかを、考え、議論し、活動してきたこれまでの経過や取り組みを、市民のみなさんに広く知ってもらうために企画されました。100人委員会の活動は2014年3月まで続きます。