受賞概要

2009/11/12
株式会社 電通パブリックリレーションズ(代表取締役社長:石松茂樹、本社:東京都中央区、以下電通PR)は、『Media』誌(発行:ヘイマーケット・メディア社)が主催する「アジア・パシフィックPRアワード2009」において最高賞である「キャンペーン・オブ・ザ・イヤー2009」を受賞しました。受賞したキャンペーンは、社団法人中央酪農会議の「牛乳供給危機~30年目のチャレンジ」です。同キャンペーンは、「ビジネスtoビジネス」および「パブリック・アフェアーズ」のカテゴリーでエントリーし、両カテゴリーにおいて部門最優秀賞を受賞。さらに最高賞である「キャンペーン・オブ・ザ・イヤー」も授与されました。

今年の「アジア・パシフィックPRアワード」には24のカテゴリーがあり、アジア太平洋地域の国々から337件のエントリーがありました。各カテゴリーの部門最優秀賞と「キャンペーン・オブ・ザ・イヤー」は11月11日に香港で行われた授賞式にて発表されました。

エントリーされたキャンペーンはアジア・パシフィック地域のPR会社および企業・団体から選ばれた12人のPR実務経験者によって審査されました。「アジア・パシフィックPRアワード」では、公平な視点で審査するため、エントリーする企業名を明かさないブラインド審査が実施されています。

電通PRの石松茂樹社長は、「今回受賞したキャンペーンは、国際PR協会(本部:イギリス、サリー州)においても、『ビジネスtoビジネス』のカテゴリーでゴールデン・ワールド・アワードを受賞しました。今回また、アジア・パシフィックPRアワードで最高賞を受賞できたことを大変光栄に思っています」と述べています。

受賞したキャンペーンの概要

「牛乳供給危機~30年目のチャレンジ」

クライアント: 社団法人 中央酪農会議
カテゴリー: ビジネスtoビジネス、パブリック・アフェアーズ
概要: 2006年秋以降、生乳生産をめぐる酪農家の経営環境は急激に悪化していました。原因は、牛の主な餌であるトウモロコシのバイオエタノール燃料向け需要の急増を背景とした輸入穀物飼料や乾牧草の価格急騰、原油高による燃料費の高騰でした。こうした状況の中で、酪農家の廃業が相次ぎ、日本における生乳供給が大きく減少する可能性が懸念されていました。

こうした状況を受けて生産者の理解促進活動を開始。消費者に対して影響力を持つメディアに対しては、酪農家の厳しい経営状態を理解してもらうべく、プレスセミナーを実施、消費者に向けては街頭イベントで直接的に農家の危機的状況を訴える活動を2年間にわたり行いました。さらに、流通関係者対象のセミナーも行い、酪農家の窮状に関する理解・認知も促しました。

こうした活動により酪農家のかつてない危機的状況に大きな注目が集まり、乳業メーカーの値上げに対する理解も得られ、2008年4月から1kgあたりの牛乳向け生乳価格の3円値上げが決定。30年ぶりの乳価の値上げが行われることになりました。翌2008年にもさらなる飼料価格の高騰を受けメディアへの情報提供を継続して行い、2009年3月から同10円値上げされることになりました。


新宿駅前に集った150名の酪農関係者が経営の窮状をアピール

『メディア』誌の概要

『メディア』誌はアジア太平洋地域におけるメディアおよびマーケティング業界の専門誌として1974年に創刊されました。2000年にイギリスに本社をおく独立系出版グループヘイマーケット・パブリッシング社に買収された後、2001年から毎年「アジア・パシフィックPRアワード」を主催し、優れたPRのキャンペーンを表彰しています。

ヘイマーケット・メディア社所在地

23/F The Centrium, 60 Wyndham Street, Central, Hong Kong
Tel: +852 3118 1500 Fax: +852 2968 0755
35A Kreta Ayer Road, Singapore 089000
Tel: +65 6224 0053 Fax: +65 6224 6102

アジア・パシフィックPRアワードについて

主催: ヘイマーケット・メディア社
第1回アジア・パシフィックPRアワード: 2001年(今年は9年目となります)
エントリー可能なプロジェクトの実施期間: 2008年9月1日~2009年8月29日
アワード授賞式: 11月11日(水) 香港
エントリー数: 2005年=279件 2006年=330件 2007年=335件 2008年=325件 2009年=337件

(株)電通パブリックリレーションズについて

(株)電通パブリックリレーションズ(以下電通PR)は、1961年の創立以来、日本のPR業界のパイオニアとして、国内外の企業・政府・団体のコミュニケーションをサポートしてまいりました。(株)電通の100%子会社である電通PRは、大阪に支社をもつ数少ないPR会社のひとつです。代表取締役社長である石松茂樹のもと、現在225名の社員(うち15名は関西支社)が、各種マーケティング・コミュニケーションからクライシス・イシューマネジメントなどのコーポレート・コミュニケーションまで、クライアントに総合的なサービスを提供しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。www.dentsuprc.co.jp

エントリー・カテゴリー

ジェネラル・コンシューマー・アワード
アート・エンターテインメント・メディア・キャンペーン、製品ブランド開発キャンペーン、消費者向け新製品ローンチ・キャンペーン
インダストリー・マーケット・アワード
ヘルスケア倫理キャンペーン、テクノロジー・キャンペーン、BtoBキャンペーン
ターゲテッド・オーディエンス・アワード
エンプロイー・コミュニケーションズ・キャンペーン、5カ国以上で実施されたリージョナルPRキャンペーン
コーポレート・アワード
企業ブランディング・キャンペーン、パブリック・アフェアーズ・キャンペーン、コーポレート・パブリケーションズ、ファイナンシャル・コミュニケーションズ・キャンペーン、クライシス/イシュー・マネジメント・キャンペーン
ソーシャル・エデュケーション・&フィランソロピー・アワード
パブリック・セクター・キャンペーン、CSRキャンペーン、環境キャンペーン
テクニック・アワード
デジタル・テクニックの上手な利用、プロモーショナル活動
ピープル&コンサルタンシー・アワード
若手PR専門家
ゴールド・アワード
PRエージェンシー・ヘッド、PRコンサルタンシー、中規模PRネットワーク、アジア太平洋ネットワーク、コーポレート・コミュニケーター

各カテゴリーの受賞者の中からキャンペーン・オブ・ザ・イヤーが選ばれます。

受賞事例

本件に関するお問い合わせ先
株式会社電通パブリックリレーションズ 広報部
Tel : 03-5565-2740 Fax: 03-5565-8440 E-mail:info@dentsu-pr.co.jp
〒104-8210 東京都中央区銀座2-16-7 https://www.dentsuprc.co.jp/

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