電通パブリックリレーションズの社員で、パラリンピック金メダリストの大日方邦子は、9月4日(土)東京大学安田講堂で開催された市民講座「リハビリテーションを語る」(主催 財団法人日本障害者リハビリテーション協会)に講演者の一人として参加いたしました。

この市民講座は、リハビリテーションの本来の目的とは、障害者や高齢者らが医療機関などで機能訓練だけを指すのではなく、社会でその人らしく生きることも重視している点を広く知ってもらい、専門家と当事者で総合的に考えようと企画されたものです。

司会は上田敏氏((財)日本障害者リハビリテーション協会顧問、元東京大学教授)川名紀美氏(元朝日新聞論説委員副主幹)が務められ、大川弥生氏((独)国立長寿医療研究センター研究所 生活機能賦活研究部部長)、大山泰弘氏(日本理化学工業株式会社 会長) も講演されています。

大日方からは、選手時代に経験した右肩脱臼の治療の経緯を具体例として挙げ、患者の立場から医療関係者とどのよう話し合いをしたのか、詳しく報告しました。手術前から担当医師と徹底的に話し合い、疑問点をすべて解消して臨んだ姿勢は、「自ら積極的に関わる理想的な患者像」と他の講演者から評されました。