東京・青山にあるアイビー・ホールで開催された企業研究会「企業広報実践研究会」において、当社の阪井完二イシュー・リスクマネジメント部長が、「新型インフルエンザ『第2波』イシューへの広報的備え」と題した講演を行いました。

まず、今年の4月中旬から流行しだした新型インフルエンザの罹患状況や、企業の対応がどのように報道されたかを振り返り、その上で、実際に社員に感染者が出てしまった企業が、どのように報道されたのかを検証しました。メディアがどこに着目し、どのような取材を行ったと思われるか、また、必ず報道される情報は何かなどのポイントを解説。

さらに、「第2波」への広報的備えとして、企業の中の広報班は何を準備するべきなのかを説明。情報の錯綜が予想される状況下での“新鮮で正確な情報”の収集・整理、また、その訓練の重要性、そして新型インフルエンザの発生に備えて、守るべき資産の選定や、ウィルスの「強/弱」に対応した行動基準の検討など、企業姿勢の事前の討議、確定の必要性について説明しました。

最後に、感染者発生時における報道対応のポイントとして、万が一の事態が発生した際に把握しておくべき情報や、発表の判断基準、発表する方法、開示レベルの判断基準についての解説を行いました。

当日は、企業の広報担当者の方々を中心に、約60名の方に参加いただきました。

日 時: 2009年8月6日(木)16:00~17:30
場 所: 東京・青山 アイビー・ホール
名 称: 企業研究会「企業広報実践研究会」
テーマ: 「新型インフルエンザ『第2波』イシューへの広報的備え」