東京・お台場にある東京ビッグサイトで開催された第3回ダイレクトマーケティングEXPOにおいて、当社の井口理コミュニケーションデザイン推進部長が、“「戦略広報×webメディア活用」の威力”と題して、Webメディアを活用した戦略PRについて講演を行いました。
まず、戦略PRを行うには、これまでの“「言う」戦略”に加え、“「言いたくさせる」戦略”が必要で、メディアにいかに取り上げてもらうかを考える「PR視点」が重要と説明。この「PR視点」は、インターネット時代の消費者購買行動様式として定着しつつある「AISAS」の各プロセスにも、有効との考えを示しました。
また、戦略PRの最新事例として、2008年の日本PR大賞「PRアワード」グランプリを受賞した広辞苑発売キャンペーンを紹介。ネットでの情報流通を意識した情報発信設計や、ニュース性のある多彩な切り口での継続した話題づくり、また潜在顧客の掘り起こしのためのメッセージ開発などのポイントを説明しました。
さらに、電通グループでまとめた、Webメディアを活用した戦略PRの最新手法「PR@NET」について紹介。各種の事例を通じて、口コミがマーケティング効果に大きく影響すること、マスメディアを対象とした従来型のPRとネット上のPRをうまく組み合わせることで、話題化の相乗効果が生まれることを解説しました。
当日は、企業・団体の、販売促進、マーケティング、広報、宣伝、営業推進、企画の各部門の方々約80名に受講していただきました。
ダイレクトマーケティングEXPOは、販売促進・マーケティング向けツールやサービスを一堂に集めた専門展示会ですが、PRニーズへの高まりを受け、今回初めて、展示会場で「PR・広報・ブランディング フェア」が新設されました。また、「PRの方法や事例についての話を聞きたい」という声が主催者側に寄せられたため、「PRアワード」グランプリを受賞するなど、先進的な取組みをしている井口による専門セミナーが実施されることになりました。
（2009年5月13日、会場：東京ファッションタウンビル）
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