株式会社 電通パブリックリレーションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:畔柳一典、以下電通PR)は、株式会社 電通(以下電通)とともに取り組んだ一般社団法人 秋田犬ツーリズムの観光キャンペーンで、「2017アジア・パシフィックSABREアワード」のゴールドSABREを受賞しました。

(一社)秋田犬ツーリズムは、2016年4月1日に設立された大館市・北秋田市・小坂町・上小阿仁村の連携による地域連携DMOで、官公庁が行ったキャンペーンを表彰する部門「ガバメント・エージェンシーズ」でもっとも優れたプロジェクトに選ばれました。

また、同じく電通とともに取り組んだ「中小企業社歌コンテスト」が、「In2 SABRE ブランド・デジタル・プラットフォーム」部門におけるサーティフィケイト・オブ・エクセレンスを授与されました。
「アジア・パシフィックSABREアワード」は、国際的なPRの業界情報プロバイダーであるThe Holmes Reportが主催するPRの業界賞で、毎年、アジア太平洋地域の優れたPRキャンペーンやPR会社、ネットワークなどを表彰するものです。今年エントリーされたキャンペーンは、アジア太平洋地域の企業、エージェンシーから選ばれた32人の審査員によって審査されました。

 

また、昨年から発表されているアジア太平洋地域におけるマーケティングおよびコミュニケーション分野における革新的な25人を選出する「イノベーター25 アジア・パシフィック」に、電通PRの情報流通デザイン局局長、国田智子が選ばれました。「イノベーター25」は、2013年からThe Holmes Reportが毎年、北米・ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)で発表しており、アジア太平洋地域では、2016年から始まりました。

 

<受賞概要>

■プロジェクト名:Fur Out! Canine Idols Woo(f) Tourists to Akita(日本名:MOFU MOFU☆DOGS 秋田県北部観光誘致キャンペーン)
クライアント:一般社団法人 秋田犬ツーリズム
エントリー:電通、電通PR
受賞部門: ガバメント・エージェンシーズ部門(ゴールドSABRE)
ビジュアル・ソーシャル・メディア・プラットフォーム部門
(In2 SABREサーティフィケイト・オブ・エクセレンス)

■プロジェクト名:Tuned For Success (「中小企業社歌コンテスト」)
クライアント :電通の自社プロジェクト
エントリー  :電通、電通PR
受賞部門   :「ブランド・デジタル・プラットフォーム」
(In2 SABREサーティフィケイト・オブ・エクセレンス)

※In2 SABREはSABREアワードと同時開催されるアワードで、コンテンツクリエーションにおけるイノベーションとインサイト(In2=Innovation & Insight)にフォーカスしたアワードです。

 

受賞エントリーの内容

Fur Out! Canine Idols Woo(f) Tourists to Akita(日本名:MOFU MOFU☆DOGS 秋田県北部観光誘致キャンペーン)

Mofu Mofu Dogs, idol unit

秋田県北部の大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村は、豊かな自然に囲まれ、四季にわたりさまざまな観光や体験ができるという魅力があります。一方で都市から遠く、空港や新幹線の駅からのアクセスも悪いことから観光客誘致に苦戦していました。そこで、この4エリアは、2016年4月に観光地域づくりを目的に地域連携DMO(Destination Marketing Organization)、一般社団法人 秋田犬ツーリズムを設立。同団体は、近年訪日外国人観光客が増加し続けていることから、地域経済活性に大きく貢献している外国人観光客の秋田北部への誘致を図ることにしました。

しかしながら、海外で「Akita」というと、誰もが「秋田犬」をイメージするものの、地名としての認知度が著しく低いという課題がありました。そこで、秋田犬ツーリズムは、海外で認知度が高く、親しみのある秋田犬を活用し、訪日旅行のリピート率が高い台湾からの観光客をターゲットにPRを展開。秋田犬がアイドルグループとして歌って踊るユニークな動画を制作し(太陽企画株式会社制作)、YouTubeに投稿したリンクを台湾などで発表。動画は多くの注目を集め、台湾からの旅行客をはじめとする観光客の増加に寄与することとなりました。なお、台湾でのPR活動は、現地のPR会社 パイロットグループの協力のもと行いました。

 

‣動画URL:秋田犬アイドルグループ「MOFU MOFU☆DOGS」

Music Video「Waiting4U〜モフモフさせてあげる〜」

‣受賞作品詳細:https://www.dentsuprc.co.jp/ourwork/case0616.html

 

 

アジア・パシフィックSABREアワードについて

2008年に始まった「アジア・パシフィックSABREアワード」は、アジア太平洋地域で最多のエントリー数のあるPRの業界賞です。PR業界の国際的な情報プロバイダーであるThe Holmes Groupが主催するもので、2017年は1,200件のエントリーがありました。SABRE (Superior Achievement in Branding, Reputation and Engagement)とは「ブランディング、レピュテーション、エンゲージメントにおける優れた業績」を意味します。また、同時開催されるIn2(Insight and Innovation)SABREとは、「インサイトとイノベーション」にフォーカスした賞で、コンテンツクリエーションにおける優れた業績を賞するものです。「アジア・パシフィックSABREアワード」で受賞したキャンペーンは、その後、南北アメリカ、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域で開催される各地域のSABREアワードで受賞したキャンペーンとあわせて再度評価され、「グローバルSABREアワード」の受賞者が選ばれます。

<株式会社電通パブリックリレーションズ>

電通PRは1961年の創立以来、国内外の企業・政府・自治体・団体の戦略パートナーとして、レピュテーションマネジメントをサポートしています。総勢269名の社員が、データ分析、そしてそこから得られたインサイトに基づくコンテンツ開発と最適な情報流通デザインを通して、クライアントの「社会との対話力」強化に取り組んでいます。2009年、および2015年には、日本国内で最も優れたPR会社に贈られる「ジャパン・コンサルタンシー・オブ・ザ・イヤー」(The Holmes Report主催)を受賞しました。