企業広報戦略研究所(所長:三浦健太郎、所在地:東京都港区、株式会社電通パブリックリレーションズ内)は、本年6月、2020年3月に卒業予定で、内々定・内定を1件以上獲得した大学生/大学院生1000人を対象に、就職活動について調査しました。

 本調査は、当研究所と採用コンサルタント谷出正直氏が共同で開発した独自モデル「採用ブランディングモデル」 に基づき、2018年から実施しています。就職活動生(以下、就活生)が就職活動(以下、就活)を通じて、企業のどのような活動や事実(ファクト)に魅力を感じ、その魅力がどのように就活や企業のレピュテーションに影響しているかを分析しています。

採用ブランディングモデル

「採用ブランディングモデル」 は、2016年に当研究所が独自開発した「魅力度ブランディングモデル」をベースに就活生向けに企業の魅力要素を再編成し、採用コンサルタントの谷出正直氏と共同で開発した独自モデルです。

 「人的魅力」、「事業的魅力」、「商品的魅力」、「就業的魅力」の4魅力3領域、計12項目からなる「採用版・企業魅力度」に加え、「採用活動」、「社会トレンド」の3点を重視した“企業広報視点”を持った採用活動を通して、企業のブランディングを行うという考え方に基づいています。

結果概要ポイント

主な結果は以下の通りです。

1.就活生が感じている企業の魅力
■入社予定の企業に感じた魅力 1位「勤務条件・待遇(勤務地/福利厚生など)」2位「職場風土」 3位「社員」

2.採用活動
■企業の採用活動について学生が感じた魅力1位「丁寧な採用担当者の対応」2位「現場社員との接点」3位「質疑応答のしやすさ」

3.社会トレンド
就活生が最も取り組んでほしい社会課題は「働き方改革」
具体的な取り組みでは、1位「柔軟な働き方」 2位「長時間労働の是正」

4.(その他) 就活生の意識・実態
就活を通して企業の印象が変わった経験がある人86.2%
■入社を決めた企業に魅力を感じるのに役立った情報源1位「個別の会社説明会に参加して」 2位「社員・社会人を通して」

※調査詳細は、下記ニュースリリース(PDF)をご確認ください。

■調査概要

調査対象:内々定・内定を1件以上獲得した2020年3月卒業見込みの大学生/大学院生 計1000人
調査方法:LINEリサーチの活用(LINEアンケートモニター)
調査期間:2019年6月28日~7月1日
設問内容:就活を通しての企業の印象の変化、選考過程で重視した企業の魅力、就活中に接触した情報源など
調査主体:企業広報戦略研究所(株式会社電通パブリックリレーションズ内)

<お願い>
本調査内容を転載・引用する場合、転載者・引用者の責任で行うとともに、当研究所の調査結果である旨を明示してください。

■企業広報戦略研究所(Corporate communication Strategic studies Institute : 略称C.S.I.)とは

企業経営や広報の専門家(大学教授・研究者など)と連携して、企業の広報戦略・体制などについて調査・分析・研究を行う(株)電通パブリックリレーションズ内の研究組織。(2013年12月設立。所長:三浦健太郎) 
企業広報戦略研究所サイト https://www.dentsuprc.co.jp/csi/