今年60周年を迎えたカンヌライオンズ。この記念すべき年に、エントリー数は92カ国からトータルで35,765件(昨年は34,302件)となり、参加者も約12,000人(昨年は約11,000人)となりました。

 

カンヌライオンズのCEOであるフィリップ・トマス氏は、「1954年、第1回カンヌライオンズはベニスで開催されており、そこには14カ国から187件のフィルムが送られてきました。60年後、2013年は、300人の審査員によって36,000以上もの作品が審査されることになりました」と語っています。カンヌライオンズは、年を追うごとに拡大し、重要性をまし、2009年にはPRライオンズも創設されました。PRライオンズの今年のエントリー数も増え、1,296件(昨年は1,130件)となりました。

 

電通PRでは昨年、井口理がPRライオンズの審査員として参加し、そこで得た知見を本ウエブサイトに「カンヌリポート」としてアップロードいたしました。今年は、PRライオンズの審査員を務められた、当社のアフィリエイトで世界最大手のPR会社MSLグル―プ(本社パリ)の上席副社長兼チーフ・ストラテジー・オフィサーであるパスカル・ブクレ氏からカンヌライオンズで得た教訓をシェアしていただきました。

 

下のスライドは、パスカル・ブクレ氏がまとめられたものを、同氏の承諾を得て電通PRで和訳・アップロードしたものです。

 

<MSLGROUP パスカル・ブクレ氏略歴>
上席副社長兼チーフ・ストラテジー・オフィサー
ソルボンヌ大学(CELSA)准教授、HEC(経営大学院)客員教授

ソルボンヌ大学にて、歴史学、言語科学学士、言語学、セミオティック言語学修士取得
1987年ピュブリシスグループのアンテリジョンスに入社。1992年同社マネージング・ディレクターに就任。1994年、同グループのピュブリシス・コンシュルタンのパートナーに就任。2001年には同じくピュブリシスグループのブランディングの専門会社カレ・ノワールのマネージング・ディレクターに就任。