企業広報戦略研究所(電通PRコンサルティング内)は12月6日に、一般社団法人 日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会とTMIプライバシー&セキュリティコンサルティング株式会社との共催で、「3つの視点から紐解くサイバーセキュリティセミナー ~経営的、法的、広報的視点から企業に求められるサイバーセキュリティとは~」を実施しました。当日は、約60人の企業の危機管理担当、およびIT、広報、法務セクションの方々にオンラインでご参加いただきました。

 本セミナーでは、日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会代表理事の梶浦敏範氏と、TMI総合法律事務所パートナー弁護士でTMIプライバシー&セキュリティコンサルティング代表取締役の大井哲也氏を講師に迎えました。お二人には、サイバーセキュリティリスクに対する企業のマネジメントについて、サイバー攻撃を受けた企業がどのような連携を行い、企業としての意思決定を行うべきか、経営的側面、法的側面の視点から講演をいただきました。また、企業広報戦略研究所フェローの黒田明彦が、広報的側面から解説を行いました。

(左)TMI総合法律事務所パートナー弁護士、TMIプライバシー&セキュリティコンサルティング代表取締役 大井哲也氏
(中央)日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会代表理事 梶浦敏範氏
(右)企業広報戦略研究所フェロー 黒田明彦

 サイバー攻撃には、攻撃を受けた企業側の意思決定の難しさや、情報公開の範囲におけるIRの観点を含めた戦略性など、一般的な危機管理のセオリーがそのまま当てはまらず、慎重さと迅速な経営判断が必要になる特性があります。そのため、企業側には、サイバーセキュリティリスクに対応した危機管理の取り組みが求められます。