企業広報戦略研究所(電通パブリックリレーションズ内)は、7月11日に大阪、7月13日に東京で、「広報力向上セミナー」を行い、副所長の阪井完二、上席研究員の北見幸一と橋本良輔が講演しました。

本セミナーは、企業広報戦略研究所が日本における企業の広報活動の実態や課題を探るために行った「第二回企業広報力調査」結果の報告を目的に実施されました。

(参考)第二回企業広報力調査:https://www.dentsuprc.co.jp/csi/csi-outline/20160609.html

 

photo1_all2(osaka)【大阪会場の様子】

最初に登壇した上席研究員の北見は、「調査結果から見る企業広報活動の実態と課題」をテーマに講演をしました。北見上席研究員ははじめに、「第二回企業広報力調査」の概要と8つの広報力ごとの回答傾向とポイントを解説しました。そこから見えてきた日本企業の広報活動の課題を「広報戦略を構築する力」と指摘し、「広報戦略は目標達成に向けたシナリオ」と位置付けて、戦略的に広報マネジメントを行うことの重要性を力説しました。

(参考)第二回企業広報力調査:https://www.dentsuprc.co.jp/csi/csi-outline/20160609.html

photo2_kitami

 

 

続いて登壇した副所長の阪井は、ソーシャルメディアやオウンドメディアの影響力が強まる情報環境において「広報戦略策定」のゴールは、ステークホルダーから「魅力的だ」と評価されることの重要性が高まっていることを説明した上で、当研究所が新たに開発した「企業魅力度モデル(Attractiveness Marketing Model)」に基づき、本年実施した「第一回企業魅力度調査」の結果を紹介しました。企業側と生活者の魅力に対する考え方のズレや、魅力的と思われる会社と嫌われやすい会社の特徴、また個人投資家から魅力的な会社とみられる要素などについて解説を行いました。

(参考)第一回企業魅力度調査:https://www.dentsuprc.co.jp/csi/csi-outline/20160609-2.html

 

photo3_sakai2

 

 

最後に登壇した上席研究員の橋本は、「企業広報のデジタル対応」をテーマに講演しました。橋本上席研究員は、企業の魅力と出合う信頼できる認知経路としてSNSを含めたオウンドメディアが近年台頭してきていることを生活者調査結果から示し、掲載コンテンツにおける企業の工夫と生活者が求めるものにギャップがあることを解説するとともに、運用のポイントを明らかにしました。

(参考)魅力ある企業のウェブサイトに関する調査結果:https://www.dentsuprc.co.jp/csi/csi-outline/20160622.html

photo4_hashimoto

 

大阪・東京両セミナーとも講演終了後に個別相談会を行い、企業の広報担当者の皆さまの活発なご質問で会場は熱気に包まれました。ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。