企業広報戦略研究所は、2月25日に上記テーマでコーポレートブランド戦略セミナーを実施、企業の広報部門・人事部門の方々に多くご参加いただきました。ゲストには、朝日新聞社の北郷美由紀記者と、株式会社笑下村塾の創業者であるたかまつななさんをお迎えし、実践的なSDGsへの取り組みに向けて、さまざまなステークホルダーの視点で語っていただきました。

初めに、コーポレートブランド・デザイン部の大川から、SDGsとステークホルダーのよりよい関係づくりの重要性とSDGsに関する昨今の報道状況について解説。また生活者1万人を対象とした企業魅力度ブランディング調査の結果をもとに、SDGsに関する認知度や、17の目標に関わる取り組みに対する企業への期待度(業界別)等について説明しました。

 

「企業の魅力」につながる項目として、
今後、SDGsはどのくらいの影響力を持つか…

 

 

 

 

まだまだ認知度はこれからの「SDGs」

 

 

 

 

 

若い世代が、突破口に?!
インターナルコミュニケーションの強化を…

 

 

 

 

投資経験のある・なしで、
「SDGs」の認知に明らかな開きが見られる。

 

 

 

続いて、日本のメディアでも特に力を入れてSDGsを取材されている朝日新聞社北郷記者から『SDGsによる広報の深化、進化、真価』をタイトルに、SDGsの17目標および169のターゲットと、企業をとりまく状況と広報の在り方について説明がありました。また、SDGsは社内外の人・主体との新たな出会いを生む〝接着剤〟になるということ、そして事業の見直し・新たな可能性につながることなどについてお話しをいただきました。

さらに、〝お笑いジャーナリスト〟として社会課題を広く、分かりやすく伝えていくことの重要性を実感し、「笑って学ぶSDGs」などの活動をされている株式会社笑下村塾のたかまつななさんからお話をいただきました。さまざまな企業で出張授業をされているお立場から、SDGsに取り組んでいる企業に対する反応、出張授業に参加した社員の反応等を踏まえSDGsに取り組むことによる効果についてなど、事例を交えて説明いただきました。

SDGsをはじめ社会課題に企業が取り組むには、さまざまな主体とつながり、よりよい関係づくりを行うことが重要であること、そして、その推進のプロセスから社内外に伝えていくこと、それがブランディングにつながるきっかけになることを会場の皆さんと共有できる、よい機会となりました。