現在、当社は汐留のアドミュージアム東京で「What is PR? ~PRって何だろう? 身近な活動から社会を変えるチカラまで」というPRの展示会を開催しています。当社が主催するものとしては初めてのPRにフォーカスした展示会となります。

PRという形のないものを展示するのはなかなか難しいものがありましたが、今回の展示会を通し、そもそも「パブリックリレーションズ」とは何か、その定義から歴史まで、じっくりと考える良い機会になりました。

PRという言葉は日本でもかなり浸透しており、多くの人が日常的に使っています。しかしながら「自己PR」など、本来の意味とは異なる使われ方が定着してしまっているのが現状です。今年、当社が実施したオンラインアンケートでも、PRの正式名称を「知らない」および「誤認」している人が9割以上という結果になりました。

今開催している展示会では、「パブリックリレーションズ」を、PRについて知らない人にもできる限り分かりやすく解説し、われわれの身近なところにもPRが存在していること、また、社会を変えるチカラにもなることを事例を交えて展示しています。

PRの歴史に関する展示では、ニューヨークにあるThe Museum of Public Relationsから多くの資料を提供いただきました。同ミュージアムが米ホフストラ大学と共にまとめたPRのタイムラインを当社で編集し、コンパクトにまとめてご紹介しています。

先史時代の洞窟壁画に見られるグラフィック・コミュニケーションから、最新のAI技術を活用した現代のコミュニケーションまで、PRの進化と社会との関わりを時代ごとに整理したスライド動画でご覧いただけます。

 

The Museum of public Relationsの資料をもとにまとめた
「PR Timeline  PRの歴史はコミュニケーションの歴史~古代の洞窟壁画からAIの時代まで~」より

 

展示資料はこの他にも、IKEAカナダが実施したSHTキャンペーンなど、社会にインパクトを与えたPRの事例なども展示しています。エデルマン・カナダからは今回の展示会のために、ケースフィルムや画像をご提供いただきました。

PR初心者の方でも楽しんでいただける内容になっていると思います。ぜひ会場に足を運んでいただき、先史時代にまでさかのぼってPRとは何か、思いをはせていただければ幸いです。