猛暑です。記録的な短い梅雨に日本中が驚きを隠せません。今年の夏はどのようになってしまうのでしょうか。食欲も落ち気味になる方も多いかと思いますが、冷たく冷えた白ワインは熱い体を鎮めるだけでなく、料理をおいしく引き立てます。

 そんな中で今人気を集めているのが「日本ワイン」です。日本ワインとは、国内で栽培されたブドウを100%使用して日本国内で醸造されたものを指します。代表的な品種では、「甲州」や「マスカット・ベーリーA」ですが、最近では「シャルドネ」「メルロー」といったワイン専用の品種も増えてきました。日本全国でワインが造られていますが、日本ワインの主な産地は、山梨、長野、北海道、山形です。特に「甲州」は世界的に注目され、多くの国際賞も受賞しています。国内で3位の生産量である北海道ワインもまた、世界の評価を集めています。北海道は夏の降水量が少なく、台風の影響も小さい地域で、年間を通しての寒暖差が激しいのもブドウの栽培に適しています。
 北海道余市町は、ウイスキーの町として有名ですが、昨今ではワインの町として多くのワインファンや観光客を呼び込んでいます。そもそもワイン栽培に適した土地柄ですので、ワイン造りが始まるまでに時間はかかりませんでした。2011年にワイン特区に認定されてからワイナリーの設立が急増したわけです。現在では13のワイナリーが、おいしいワイン造りに力を入れています。

 ちなみに、「国産ワイン」と呼ばれているワインがありますが、こちらは海外から輸入したブドウや濃縮果汁を使って、日本国内で製造したワインを指します。日本ワインも国産ワインも日本のブドウを使っていると思われがちですが、大きな違いがあります。かつてはあいまいな表示で販売していたワインがあったので、国税庁が2015年に表示ルールを策定し、2018年に適用が開始されました。このことにより、一層「日本ワイン」の評価が上がり、ブランドとして育成されたと言えるでしょう。

 暑い夏は、冷たいビールも結構ですが、キリっと冷やした日本ワインで食卓を涼しくしてはいかがでしょうか。