2022年は注目のビッグスポーツイベントがめじろ押しですが、正月気分もまだ覚めない1月7日の夜、日本のトップラグビーシーンの新しいチャレンジとして“LEAGUE ONE”の記念すべき初戦がキックオフとなるはずでした。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響で参加チーム内に陽性者が出たために、中止となったのはとても残念です。
 昨シーズンまでは、トップリーグという名称で日本のトップラグビーリーグが運営されてきました。2015年、2019年のラグビーワールドカップで、日本ラグビーを世界にアピールしてきた原動力となったのは間違いなくトップリーグでした。そして今季からは、さらにワールドクラスのラグビーを目指し、国内最高峰リーグJAPAN RUGBY LEAGUE ONEとして生まれ変わりました。LEAGUE ONE理事長に玉塚元一氏(ロッテホールディングス代表取締役社長)が就任したことも、新しい日本ラグビーへの変革への期待が高まります。
 ディビジョン1に12クラブ(チーム)、ディビジョン2に6クラブ、ディビジョン3に6クラブの計24クラブが所属し、各ディビジョンでリーグ戦が行われ、シーズン終了時の成績により入れ替え戦が行われる仕組みです。トップチーム12クラブが所属するディビジョン1では、6チームずつ二つのカンファレンスに分かれ、ホーム&ビジターの総当たり戦と他のカンファレンスチームとの各1試合を行って順位を決めていきます。リーグ戦終了時の上位4チームによりプレーオフが行われ、優勝が決まります。
 中止となった開幕戦予定日の翌1月8日土曜日には、無事に3試合が開催されましたが、出ばなをくじかれた感じは否めません。それでも、各地で寒空を吹き飛ばす熱戦となり、NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安、横浜キヤノンイーグルス、東京サントリーサンゴリアスが記念すべき初戦に勝利しました。これから多くの好試合が各地で繰り広げられ、5月には初代チャンピオンが決まることになります。
 ラグビー界もコロナ禍で各レイヤーでの大会運営や試合観戦に大きな影響があり、ワールドカップで盛り上がったラグビー人気も下がってしまうのではと心配される向きもあります。しかしながら、2021-2022シーズンでの、大学選手権での帝京大学の4シーズンぶりの優勝、花園で優勝した東海大付属大阪仰星高校が力の差を見せつけるなど、各チームの活躍がありました。加えて、LEAGUE ONEの注目が高まれば、2023年のワールドカップフランス大会に向けて、また大きなラグビー熱のうねりが来ることは間違いありません。ぜひ新しいLEAGUE ONEの試合に足を運んでいただき、生のラグビー観戦を体感してください。
 無論、コロナ感染防止対策は万全でお願いします。