松江の酒蔵取材の途中で、出雲大社を参拝する機会に恵まれました。思えば、高校時代の修学旅行で出雲を訪れて以来40年ぶりのことです。正直言って、修学旅行でこの地を訪れたのは間違いありませんが、当時の出雲大社の記憶はほとんど無く、その後にテレビや雑誌で見聞きしたことが、出雲大社の記憶を形成しています。
 正式な読み方は、「いづもおおやしろ」だそうで、古事記に記されているほどの古社で、明治初期までは杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていました。毎年10月には、全国のやおよろずの神々が出雲に集まるため、全国的には10月を神無月というのに対して出雲では神在月(かみありづき)と言うのは有名な話ですが、そもそも縁結びの神様であったことはすっかり失念していました。本殿や神楽殿まで進むと、出雲大社を象徴する、大しめ縄があり、実に長さ13.6メートル、重さ5.2トンの大きさです。

 二礼二拍手一礼が一般的な参拝ですが、ここ出雲では二礼四拍手一礼です。四拍手には、四季を表して実りと繁栄を祈願するという説や、東西南北を守る神に敬意を表しているという説などがあるそうです。また、5月14日の大祭礼では、二礼八拍手一礼になるとのことです。

 さて、母校の修学旅行は、人数の関係で、北九州、南九州、四国、山陰山陽の4コースから選択することになっていました。高校生の頃になぜ出雲大社をはじめとする渋い山陰山陽を選んだかといえば、他のコースに比べ夜の外出許可が多いからでした。それもそのはず、山陰地方では、宿泊は野原の真ん中が多く、外出するにも繁華街などなく、遠くに見える出雲そば屋のちょうちんだけが見えたことを思い出しました。鳥取は無論、島根にもまだスタバはなかったなー。