わが家の畳が、部屋の改築に伴ってお役御免となり、次の活躍の場を探していました。
 昨夏に張り替えを済ませたばかりで、まだ青い部分も残る上物ですので、廃棄するにはもったいないと頭を悩ませておりました。
 畳屋さんに相談したところ「畳は部屋ごとに微妙に調整してぴったりと収めているので、お宅の畳が、他の家にすっぽりとはまるものではない」とのこと。ますます悩みが深まります。

 そんな中、深川芸者復活プロジェクトに力を注いでいるオーストラリア人の芸妓(げいぎ)名“紗幸さん”から、外国人向けの日本のお酒を紹介するイベントの相談がありました。紗幸さんは日本文化、特に芸者文化に魅せられ、日本で最も歴史の古い深川芸者が衰退していることに危機感を覚えて、自らが芸者のアンバサダーとなって世界を股に掛けて、芸者文化を紹介しています。早稲田大学で日本文化についての教鞭を執ったこともあるほどです。
 http://www.sakebunka.co.jp/archive/Interviwe/talk32/page01.html

 浜松町で開催する外国人向けのイベントに、畳を敷いてお座敷風のしつらえにしてはどうかと提案したところ、紗幸さんもぜひにと即決いただきました。とはいえ、イベントは2日間で終了するので、その後はどのように活用するかと聞いてみると、引き続きいろいろな場所で畳を使うので、鎌倉の家で保管しますとのこと。これで、わが家の畳の第2の人生が決まったわけです。ということで、喜んで深川芸者復活プロジェクトに畳の寄贈が決まりました。

 さて次の課題は、畳8畳分の運搬です。とても自家用車で運べる量ではありません。
 そこで、以前からストリートラグビーの人工芝運搬でお世話になっている首都圏物流様に相談したところ、こちらも快諾いただき、無事に畳の寄贈が成立しました。
 https://www.shutoken.net/

 前回は「ご近所の底力」と題して本ブログを書きましたが、今回も“心のご近所の底力”でバトンがつながった、いやいや畳がつながったと、皆さまの優しさに感動するのでした。ストリートラグビーについては、また今度紹介します。